感冒薬にはご注意を!

日常の診療において、動物さんに薬を飲ませるのが一苦労なんてことはよくあることです。

 

特に苦い薬ならなおさらで、四苦八苦されているオーナーさんも多いと思われます。

 

ところが、そんな苦い薬でも、時には勝手に飲んでしまうことがあるから驚きます。

 

この時期、要注意なのが感冒薬です。

 

代表的な感冒薬は大正製薬のパブロンでしょうか。

 

一度、お手持ちの感冒薬の成分を確認してみてください。

 

大半の感冒薬には1錠あたり100mgの「アセトアミノフェン」が含まれていると思います。

 

このアセトアミノフェンが動物さんに中毒を引き起こします。

 

毒性がある点ではヒトも犬も同じで、どちらも中毒量は体重1kgあたりアセトアミノフェン150mgと医学書に記載されています。

 

ヒトもイヌも同じ量だということは、この数値は動物実験から割り出した量だと思われるので、かなり曖昧な量だと思ったほうが無難です。

 

つまり、この量より少ないから大丈夫というわけではないのです。

 

そもそも、アセトアミノフェンは苦い薬です。感冒薬なんて飲むはずが無い!と思っていましたが、実際には何錠も飲んで中毒を引き起こし、亡くなったワンちゃんも猫ちゃんもいるのです。

 

特に猫は要注意で、体重1kgあたり50mg、ワンちゃんの1/3量で中毒を起こします。

 

大人の猫なら2錠飲んだだけで死亡することがあるから怖いのです。

 

解毒には、N-アセチルシステインを持ちいますが、感冒薬を飲んで24時間が経過すると無効なので、それまでに対処することが重要なのです。

 

くれぐれも、感冒薬にはご注意を!!!

 

 

 

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コメント: 3
  • #1

    sally (火曜日, 28 1月 2014 04:53)

    穴井先生、お世話になっております。先生に出会えてサリーはとても救われました。

    尿酸アンモニウム結石に関しては、高知市内電話帳に載っている全ての動物病院に電話をしました。患畜見て尿検査しないと何も答えられないのは承知の上です。私にとっては、重度の肝臓病以外で尿酸アンモニウム結石の患畜を診たことがあるか、それが重要でした。そして、診たことありますよと答えたのは穴井先生だけでした。あっ!経験者をやっと見つけた!と意気込んで「それは犬ですか?」と聞くと「あ、コツメカワウソです」と少し申し訳なさそうにおっしゃいました。桂浜水族館のコツメカワウソちゃん達。ちょっと楽しくなってしまいました。

    ヘッドハンティングの記事も拝見しました。開業してくださって、ありがとうございます。
    もう少し我が家に近いともっと良かったのに(笑)

  • #2

    ameal-ahp (土曜日, 22 2月 2014 22:25)

    コメント、ありがとうございます。

    尿酸アンモニウム結石はレントゲンに写らないので、結石の形成状況が分からないのが難点ですね。

    尿酸は体内では強力なスカベンジャー(抗酸化物質)です。決して悪者では無いので、血液循環を良くして尿酸が悪者にならないように健康管理していきましょうね。

  • #3

    Chrystal Levell (金曜日, 03 2月 2017 12:01)


    First off I want to say excellent blog! I had a quick question in which I'd like to ask if you don't mind. I was interested to find out how you center yourself and clear your mind before writing. I have had a hard time clearing my mind in getting my thoughts out there. I truly do take pleasure in writing however it just seems like the first 10 to 15 minutes are usually wasted simply just trying to figure out how to begin. Any ideas or hints? Thank you!

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