一期一会  深夜の急患はグレート・デン

昨夜は、診察が長引いて片づけが終わったのが午後10時前でした。 そんな時間に電話が鳴りました。基本、対応できる時は電話に出ることにしているので、電話に出た看護師が「先生、胃捻転かもしれません。(受けますけど)いいですか?」との声が。すぐ連れてきてもらうように指示したのですが、病院に来院されたのは体重47kgのグレート・デンでした。

 

症状と検査所見より胃捻転と診断し、緊急手術を行いました。この日、もし診察が長引いていなければ、この子はどうなっていたのかと思うと、対応できて良かったと心から思います。手術は思いのほか長引いてしまい、終わったのが午前2時30分でした。

 

大型犬を迎えたら胃捻転を起こさないように注意することは、大型犬のオーナーさんはよく心得ていらっしゃいます。それでも胃捻転は突然起こります。田舎(高知)で大型犬を迎える場合、夜間に病気になっても診てもれえる病院が無い可能性があります。それが田舎で大型犬を飼うという現状です。当院でも毎晩急患を受け入れることは出来ませんが、可能な限りで救える命を落とさせないように対処していく所存です。

 

このグレート・デン君のオーナーさんが写真をホームページに搭載させていただくのに快く承諾してくれたので、写真を搭載させていただきました。術後、大型犬用のケージには入りきれず、犬部屋の床にベットを構えて寝かせました。そして私もグレート・デンの横でうとうとと。ふと眼を覚ますと、仁王立ちしたグレート・デンが目の前に。一命を取り留めたのが嬉しくて、思わずグレート・デンに頬ずりすると、みるみる皮膚がかゆくなり湿疹や丘疹が(T_T)。私は、グレート・デン・アレルギー?

 

深夜の手術の疲労も、この子に癒されました。この先、グレート・デンの患者を診ることは無いかもしれず、この一期一会を満喫させていただきました。明日、県外の自宅に帰られるそうで、道中の無事を祈るばかりです。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    徳弘直子 (水曜日, 21 11月 2012 00:38)

    先生はいつもお忙しく、休日も精力的にお仕事をされて頭が下がります。
    私も超大型のペコがいると、常日頃、胃捻転の事を一番気にかけております。
    胃捻転になると時間との勝負と聞きますので、深夜診療のない高知では本当に不安です。
    いくら注意し、気を付けていても胃捻転になる時はなりますものね。
    深夜診療のある都会に住むニューファンのお友達でさえ、何頭か胃捻転で亡くなってます。
    このグレート・デン君は先生に診て頂けてラッキーでしたね。
    本当に幸運の持ち主です。

  • #2

    ameal-ahp (金曜日, 23 11月 2012 01:32)

    徳弘様、コメントありがとうございます。

    胃捻転は怖いですね。私がオーナーでも胃捻転は防げないと術中回転した胃を整復しながらつくづく感じました。このグレート・デン君には十分な処置をしてあげられたのか気になるところですが、腹腔内は様々なところから出血していて、術後、起き上がって歩いている姿を見た時には本当に嬉しかったです。

    今も元気に名古屋の街を歩いていることを願うばかりです。

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