アリコ(保険)に入れない獣医さん

アリコジャパンが2011年4月にメットライフ傘下になってからはCMが随分減ったように感じますが、それまではCMを見ない日が無いくらい「誰でも入れる」をうたい文句にしていた外資系保険会社なのに、職業を動物病院獣医師と記載すると保険料が安いプランには入れませんでした。誰でも入れると言いながら、入れませんでした(T_T) 獣医師って、そんなに病気になりやすい職業かと当時は疑問に思いましたが、今では入れないのも納得できるようになりました。

 

今週の6日火曜日の休診日も朝から深夜まで休めない一日でした。朝、通院中の患者さんの治療を終わらせたら休暇を満喫する予定でしたが、なかなかそうは出来ないのがこの仕事です。まず最初の急患さんは針を飲み込んだワンちゃんでした。体重40kgのレトリバーのレントゲンを撮ると胃に針が!!!取り急ぎ吐かせることにしました。吐かせる方法はトラネキサム酸という薬を大量に静脈注射します。そうすると数分後には嘔吐が始まります。大変なのは、この大型犬に静脈注射を行うことです。暴れまわるワンちゃんをオーナーさんと二人で抑えながら、なんとか静脈注射を入れることが出来ました。これだけで一日の体力を使い切った感じでした。次は、桂浜水族館のカワウソが体調を崩したようで急遽来院されました。野生動物は触れないので、麻酔下で検査や採血を行います。この子は重度の感染症のようでした。これで終わりかと思えば、次はペットショップから診察の依頼がはいりました。この診察が終わったのが午後3時過ぎ。ようやく仕事が終わり車を走らせていたら、次は牧場のミニチュアホースが倒れたとの連絡が入りました。今度は馬の治療です。急いで動物病院に戻り、治療の準備をして牧場に向かいましたが、夕方は大渋滞!!!急いでいる時の渋滞ほどストレスを感じることはありません。牧場に着いた時には辺りは真っ暗で身体が震えるほど寒い夜でした。そんな中、牧場で倒れている馬を見ると心が痛みます。応急処置を終わらせると、今度は別のカワウソが急病になり、再び動物病院に引き返しました。そして最後にもう一度牧場に出向いて、その後の様子を確認し、一日の仕事が終わりです。時計を見ると日付が変わり、7日の深夜1時でした。私が選んだ職業は、やはりアリコにも入れない職種なのでしょうか(^_^;)

 

 

 

牧場で倒れたミニチュアホースですが、24時間体制で2日間看病しましたが、3日目の朝、息を引き取りました。オーナーの意向で死亡解剖を行うことになり、8日木曜日に土佐市にある中央家畜保健所で病理解剖を行いました。肉眼所見では心疾患が見つかりましたが、詳細は保健所から病理検査の結果がでるまで分かりません。ミニチュアホースのダイアちゃんは回復しかけていただけに残念な結果になってしましました。馬を看病していると、ロバが傍を離れません。心配そうにダイアちゃんを見つめているロバが印象的でした。種を越えた動物の愛情なのですね。

 

久方ぶりのブログは、休診日の一日を綴ってみました。

 

 

 

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