先週、愛媛の専門学校からインターンシップとして動物看護師さんが業務に参加してくれました。
明るく元気に仕事をこなしてくれて、ありがとうございました。積極的に業務に取り組む姿勢には好感が持てました。
学校から実習評価表の提出を求められ、評価する内容はなかなか厳しいものでした。評価表を見るだけで、生徒を指導する先生方の大変さも伝わってきました。しかし、他人を短期間で評価することに些か抵抗はありますが、他人の評価に関わらず、自分に自信を持って動物看護師を目指して欲しいものです。また、動物看護師を目指すお子様を持たれているご両親の経済的負担も大きなもので、ついつい親の大変さを我ながら痛感させられました。
8月も本日で終わりですが、この時期は進学を希望している学生さんは進路を決めるころではないでしょうか?私も進路を決めたのは8月の終わりでした。
私は獣医師になるため、国立大学に6年間在籍しましたが、その間、私が支払った授業料は僅か16万円でした。大卒初任給よりも少ない金額で獣医になった私ですが、国立大学には様々な学部で私のような学生は多くいました。国立大学には授業料免除制度というのがあって、この制度のおかげで私は獣医師になることができたのです。この制度は、貧しい家庭の学生でも大学で学べるよう支援する制度で、おそらくすべての国立大学にあるのではないでしょうか。授業料免除には全額免除と半額免除があります。どんなに貧しくても、大学に入学さえすれば、卒業する道は何通りもあります。貧乏人でも私のように獣医になることはできるので、獣医系大学を志望してる学生さんは夢を諦めず頑張ってください。
授業料免除制度に関して初めて耳にした方のために、私の経験を簡単に紹介します。授業料免除制度は、単純に家庭の総所得額が査定基準になってました。それと各大学によって独自の選考基準があるようで、私が通っていた大学では入学試験の成績が選考基準になっていたようです。大学生時代は成績が下がると授業料免除が取り消されると勝手に思い込んでいたため、意外に真面目な学生生活を送っていた私でした。卒業前に総務の方から聞いた話では、授業料免除に一度採用されると流年でもしない限り取り消されないよと言われました。もっと早く知りたかった話でした。それと大学1年の前期で授業料免除にならなかったのは日本育英会(現 日本学生支援機構)の奨学金を申請したからかもしれません。奨学金の収入は家庭の総所得にプラスされると耳にしました。学生が背負う借金なのに、家庭の所得に加えられるというのは些か納得しずらいことでした。私の教訓では、奨学金は授業料免除申請が通った後で受け取るべしということでしょうか。このようなことは、事前に大学に問い合わせても教えてくないので、経験談として紹介させていただきました。国立大学は今では国立大学法人に変わりましたが、いつまでも継続してもらいたい制度です。
最後に動物看護師を目指している学生さん、高い学費を負担してくださっているご両親に感謝して、勉学に励んでくださいね。
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宮地 里美 (土曜日, 01 9月 2012 13:29)
私が学生の頃は、動物看護師という職種は無かったですね。動物病院の数が今と比べて断然少ない時代でしたから。歳がわかってしまいますね(-.-;)
私の頃にもあれば、やってみたかったですね。専門学校の学費は大学くらいかかりますけどね。素敵なお仕事だと思います。
ameal-ahp (日曜日, 02 9月 2012 22:08)
コメント、ありがとうございます。
動物看護師さんは、私が言うのも変ですが、危険が伴う大変な仕事だと思います。私の仕事が看護師なら、続かないかもしれないです。
話は変わりますが、何人かの方から「私も授業料免除で卒業しました」と言われました。身近に何人もいて驚きました。そして、追加補足です。大学によっては大学の成績が影響するとの話もありました。いい成績で単位を取得し続けたほうが良さそうです。また、奨学金の習得は影響しなかったとおっしゃる方もいました。素直に大学に問い合わせてみた方が良さそうですね。
田代(まろ母) (月曜日, 03 9月 2012 15:26)
いつもまろがお世話になっています。初めてコメントさせていただきます。いつも興味深いお話で、ブログ楽しみに読ませていただいています。
お恥ずかしいのですが、私も遠い昔(笑)将来の夢は獣医でした。。。高校の時数学の成績がまったくお話にならず、夢は夢で終わってしまいましたが。。。(笑)
結果、教育学部への進学となりました。(先日長々おしゃべりしてしまいましたが。。。スミマセン)私も授業料免除を受け、入学時支払った20万で4年間大学生活を送りました。私の時は、大学の成績が必須で優・良が70パーセント以上という条件がありました。いろいろな制度があるようなので、進学の際は調べてみるのが1番ですね。
自分が親になって初めて経済面・生活面等々、親のありがたみが身に染みてわかるようになりました。(汗)
動物看護師さん、私もすばらしい仕事だと思います。
小笠原さん。。いつもありがとうございます。Byまろ(笑)
ameal-ahp (月曜日, 03 9月 2012 23:25)
初めてのコメント、恐れ入ります。
田代さんと共通点がもう一つあり、面白いと感じました。私も数学が全然ダメでした。高校3年の時、赤点になったこともありました。
その時点で数学を理解することは諦めて、チャート式数学の参考書から基本的な例題をすべて暗記することにしました。後は、旺文社のラジオ講座を聞きながら、数学の問題の解き方を学んでいました。同級生は塾や予備校に通っていて、そこで数学を楽しく勉強していたのを羨ましく思ったものでした。
話は変わりますが、先日、テレビでニホンカワウソ絶滅のニュースが流れていましたが、私も以前カワウソの生息調査に参加した一人でした。野生動物の調査とはどのようにして行うのかも高知で多くのことを教えていただきました。機会があれば紹介させていただきます。また、四国自然史科学研究センターの所長さんもテレビに出演していましたが、この方は高知にいる天才の一人です。優れた能力に何度も感動させられました。
今後も、ブログで情報提供ができたらと思います。更新が少なくて申し訳ありません。
看護師 小笠原 (水曜日, 05 9月 2012 11:28)
いつもかわいいまろちゃんへ(*^。^*)
そろそろ、お耳そうじにもなれてくださいね(^u^)♪
そして私にもなついてくれるとうれしいな(^_-)-☆
az (土曜日, 10 8月 2013 10:15)
はじめまして。
高2の、獣医師を目指していたものです。
昨晩、経済的な理由で 獣医学を学べる大学に行かせることはできないと母から言われ、辛くて 立ち直ることができず、色々と調べていると ここにたどり着きました。
授業料免除で獣医学を学ぶことができるとは、はじめて耳にしたので、すごく驚きました。
もしよろしければ、大学名を教えていただければと思います…。
突然すみません。
ameal-ahp (土曜日, 10 8月 2013 22:35)
az君へ
授業料免除制度は全国の国立大学にはあると思います。
国立大学とはいえ法人化されたので、授業料制度の有無や査定基準等は学務課に直接問い合わせてみてはいかがでしょうか。
全額免除を行っている大学や半額免除を行っている大学等、様々だと思いますよ。
(獣医のある国立大学:北海道大、帯広畜産大、岩手大、東京農工大、東大、岐阜大、鳥取大、山口大、宮崎大、鹿児島大。公立大学:大阪府大)
私が学生のころは、新聞奨学生?というのがあり、授業料を新聞社に負担していただく代わりに新聞配達をして大学に通うという制度もありました。
とにかく大学は合格さえすれば、卒業する方法は探せるので、頑張ってみてはいかがですか。
ただし、入学金は必要です。これを納めなければ入学が取り消しになってしまうので、この費用の準備はお忘れ無く。
受験勉強、頑張ってください。
なな (月曜日, 10 3月 2014 17:05)
この春から獣医学科のある東京農工大に進学します(私の進学先は獣医以外の学科ですが…)。
この大学では学部学科問わず授業料免除において日本学生支援機構等の貸与奨学金は審査対象外でした。私は第一種奨学金の受給が決まっていたので非常に助かりました。。
すべての他の国立大がこの大学の通りなのかは分かりませんが、こういう大学もあるということで情報提供させて頂きました。
ameal-ahp (月曜日, 10 3月 2014 18:06)
ななさんへ。コメント、恐れ入ります。
大学進学を考えている学生さんへの良きアドバイスになると思います。
教えていただき、ありがとうございました。
また、東京農工大への進学、おめでとうございます。
受験勉強、頑張りましたね。
春からは楽しい大学生活ですね。羨ましい。
この度は、ホームページに訪問いただき、ありがとうございました。
平治ママ (金曜日, 03 3月 2017 09:02)
こんにちは。私は2児のシングルマザーです。現在、中学に入学する娘が、野生動物保護管理官になりたい!!と獣医師免許にむけて日々、勉強に取り組んでいます。我が家もギリギリの生活を送っている中、授業料免除制度が有ることを知り、少し安心しました。娘が勉学に励むことは勿論ですが、私も入学支度金位は用意してあげたいです。各大学の偏差値が高く難関ですができる限りサポートして娘の夢を叶えてあげたいです。
アミール動物病院 (土曜日, 04 3月 2017 00:07)
平治ママ様
娘の夢を叶えてあげたい、素敵なお母さんですね。娘さんの夢が叶うことを願いたくなりました。
教育にはお金がかかりますが、ともかく合格通知をいただけるまで頑張ってください。
ちなみに私の大学受験の勉強法は、参考書の丸暗記です。
数学でも理科でも、参考書の基本問題や例題がすべて解けるように何度も繰り返し、丸暗記です。
数学は、チャート式という参考書を使い、理科は旺文社の問題集を使っていました。
これらを選んだ理由は安価な参考書だったからです。
学習塾に通わなくても、机に座って3~4時間勉強に集中できる習慣が身につけば必ず受験競争に勝ち抜けます。
親子で頑張ってください。