ミネラルを摂ろう 「マグネシウム Part2」

私が学生時代に所属していた研究室は薬理学研究室です。そこで課せられた卒論のテーマは「マグネシウム欠乏における循環器障害」でした。マグネシウムが欠乏すると高血圧になるのですが、マグネシウムが身体の中でどのような働きをしているかを調べるため、多くの動物(ラット)を犠牲にしてきました。相手がラットとはいえ、殺生は精神的にこたえました。

 

マグネシウムの持つ作用の中で面白いのはカルシウムと連動した働きを示す時です。細胞に対してカルシウムが収縮作用を持ち、マグネシウムが弛緩作用を持つことです。そのため、マグネシウムが不足すると筋肉の収縮作用が増強され、いわゆる筋肉が引きつる症状が起きるのです。更にマグネシウム不足が進行すると痙攣症状を起こします。怖いのは平滑筋に痙攣を起こす時です。例えば、心臓に栄養を送る血管を冠状動脈と言いますが、この動脈に痙攣を起こさせることがあるのです。冠状動脈に痙攣が起こると血流が止まり、心筋梗塞と同様な症状になります。国内でも、この症状で20代、30代の男女が亡くなっています。突然死の原因になるので気をつけたいですね(10年以上も前に特命リサーチという番組でも紹介されました)。

 

では、ワンちゃんは? というと実験的に確認は出来ていません。犬は心臓の栄養血管である冠状動脈の数が私たちより桁違いに多いので、心筋梗塞にはなりにくいため、マグネシウム欠乏により突然死することは無いかと思います。それでも、生理的な働きに違いはありません。マグネシウムは細胞内で多くの酵素の働きを支えるミネラルであるのと同時に、筋肉を弛緩させる働きなど細胞間の情報伝達にも重要な働きをしているので、十分摂らせたい栄養だと思います。

 

マグネシウムの別の顔として、アルカリ尿を作る動物にとってはストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)と呼ばれる尿結石の原料になるミネラルでもあります。pHを調整するフード(療法食)を与えているワンちゃんネコちゃんには与えてはいけないミネラルです。ですが・・・、本来、哺乳類の尿は一定ではありません。肉を食せば酸性尿になるし、植物を食せばアルカリ尿になります。1日のトータルの尿が弱酸性であれば健常なのです。ところが、ドックフードやキャットフードしか与えていないと身体で作られる尿は常に一定になることがあります。その時の尿がアルカリだった場合、「このワンちゃん(ネコちゃん)の尿中にストルバイト結晶がたくさん出ています。この子たちはアルカリ尿を作る体質なので、膀胱結石を作らせないためにもフードを酸性尿を作る療法食に変えましょう」というのは如何なものか。療法食に切り替える前に、試してみることは多々あると思います。

 

最後に、ミネラルは一つの種類を過剰に摂取すると、他のミネラルの吸収を阻害する働きがあります。例えば、マグネシウムを十分量摂取していても、過剰のカルシウムを摂取すると、体内からマグネシウムの排泄量が摂取量を上回り、欠乏症状を起こすことも確認されています。このような実験をバランス試験と言います。この実験によるカルシウムとマグネシウムの摂取比率は、カルシウム:マグネシウム≒3:1程度とされ、日本国内での推奨比率はカルシウム:マグネシウム=2:1とされています。では、動物の摂取比率は? それを確認できる論文は見当たりません。大学を卒業した後になって、ワンちゃんのバランス試験を行っておけばよかったと悔やむことがあります。ワンちゃんへの推奨比率を申し上げることは出来ませんが、マグネシウムも含めて、ミネラルはバランス良く摂取させたい栄養素です。

 

 

 

 

話は変わりますが、私が勧める飲料水にコントレックスがあります。私が知る限りでは、最も硬度の高いミネラルウォーターだと思います。当院ではエキゾチックの動物たちも診察しているのですが、彼らはカルシウムやマグネシウムの要求量が多い動物たちです。カルシウムはとかく吸収の悪いミネラルですが、イオン化されていると吸収率が高くなります。水に溶けているミネラルはイオン化されているので、ミネラル補給にはうってつけです。そのため、手軽に取れる栄養源として硬度の高い飲料水を勧めることがあるのです。

 

 

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コメント: 19
  • #1

    ヨーキーもも (月曜日, 16 6月 2014 11:47)

    過去の記事ですが、大変興味ある内容でしたのでコメントさせていただきます。
    愛犬のことで恐縮ですが、リンパ管拡張症で療養中です。
    アルブミン、蛋白とも食餌療法で正常値を維持しているのですが、つい最近上皮小体異常によると思われる多飲多尿症状になり、カルシウムサプリを与え始めましたが、その副作用と思われる嘔吐があり、また、皮膚の状態も悪くなりました。
    多飲多能が収まったのでサプリの種類を変えて様子を見ていますが、超低脂肪食で6カ月以上療養していますので、脂溶性ビタミンの不足やミネラルの不足が気になり、いろいろ調べていましたら、この記事に出会いました。
    ヨークシャテリアの蛋白漏出性腸炎は低マグネシウムになりやすいという海外の文献もあり、このミネラルウォーターで解決できるのではないかと希望を持ちました。
    この症例で、この水を与えることは可能でしょうか?

    先生の目に止まることを祈ってます。

  • #2

    ameal-ahp (月曜日, 16 6月 2014 15:43)

    ヨーキーもも さま

    リンパ管拡張症との闘病生活とのこと、ももちゃんもいいオーナーさんと出会えて幸せだと思います。

    腸管内の消化吸収のメカニズムはいまだによく分かっていないのが現状です。広く信じられていることは、ミネラルはイオン化しないと吸収が悪いということで、本来ミネラルはイオン化した液体サプリが理想だと言われています。

    サプリメントでは形状によって吸収に差があるとの報告があり、液状が吸収が良く、錠剤が最も吸収が悪いとの結果が示されています。

    今回のご質問の件ですが、ももちゃんに与えるミネラルウォーターとしてはエビアン(evian)を個人的にはお勧めします。エビアンのほうがカルシウムとマグネシウムのバランスがいいからです。

    低脂肪食で6カ月以上になるそうですね。カロリー維持が大変ではないですか。

    大変勉強熱心なオーナー様なので、私から一つ紹介したいものがあります。
    それは、MCTオイル(中鎖脂肪酸油)です。日清オイリオから出ています。
    商品名:日清MCTオイル
    乳び胸の症例にも使える食用油です。

    私は主治医ではなく、当疾患の治療に責任を負えない立場なので、紹介しか出来ませんが、この食用油の働きを調べてみてください。何かの役に(薬に)立てれば幸いです。

    (長鎖脂肪酸を代表とする食べ物由来の脂肪はリンパ管を介して全身を巡って体内に吸収されますが、この中鎖脂肪酸は吸収に胆汁を必要とせず門脈を介して直接肝臓へ吸収されます。そのため、乳び胸の症例にも使用できるのです。ではでは、頑張ってください。)

  • #3

    ヨーキーもも (月曜日, 16 6月 2014 18:33)

    早速の返信ありがとうございました。
    感激いたしました。
    仕事帰りに、エビアンを買って帰りました。
    これで、少しサプリメントのカルシウムを減らして様子を見ます。

    教えていただいたMCTオイルのことは、色々なところで調べたのですが、最近の報告では、犬においてはリンパ管を介して吸収するとの発表もあり、利用をためらっています。
    現在の食餌療法は、日大の亘先生や北大滝口先生が発表されている、ささみ:じゃが芋(ももの場合はサツマイモ)か白米を、1:2で食べさせるというもので、相当な糖質になり当初は抵抗がありましたが、現在はこの方法が一番効果があり続けています。
    私自身は「糖質制限食」で、糖質の弊害を知っているのに、愛犬にこの食事を長く続けることに不安でならないことも事実です。何とか安定させて少しでも良い食事を食べさせられるようになることを目標にしています。

    こんなにすばらしい先生がいらっしゃる四国のワンちゃんたちがうらやましいです。はせ参じて診ていただきたい気持ちでいっぱいになります。

    お忙しい中、本当に、ありがとうございました。

    もっと良くなったら、ご報告させてください。

  • #4

    れんげ (土曜日, 21 3月 2015 04:18)

    マグネシウムについて検索していてたどり着きました。
    愛犬はトイプードル♂体重6kg、6月で5才になります。
    3才の時、始めて痙攣発作をおこし、4才過ぎた頃から5日~20日間隔になりました。
    硬直、痙攣は5~10分位で毎回失禁、発作が始まると数時間おきに3~6回繰り返します。
    血液検査を何度かした結果、特に異常なく、おそらくてんかんだろうということで、今年2月4日からフェノバールビタール半錠×2回飲ませ始めて、順調だと思っていたのですが、今日2回発作をおこしました。
    主食はドライフードですが、てんかんの場合、糖質、脂質、マグネシウムが不足しがちだという記事を見つけて、さつま芋や小魚、青のりなど与えてます。その記事にはマグネシウム剤を与えただけでてんかん症状が治まることがあると書かれていました。かかりつけの先生はドライフードだけで充分だと言うのですが…愛犬の様子を観察してると、どうもマグネシウム不足の気がしてなりません。それでニガリを買ってきたのですが、マグネシウム過多になるのも困るなと…
    先生が勧められてるお水ならバランスよくミネラル補給できそうですが、与え方とか量とか注意する点などありますか?
    糖質、脂質についてもお考えを教えていただけるとありがたいです。

    長文になり申し訳ありません。

  • #5

    ameal-ahp (土曜日, 21 3月 2015 10:31)

    れんげ 様

    ミネラルウォターは普段の飲料水としてあたていただいて構いません。注意する点としてはお薬との相互作用です。服用中のお薬がフェノバルビタールなら心配ないと思います。そのあたりは主治医の先生に相談してください。

    てんかんの食餌療法、理想は「ケトン食」です。

    大雑把にいうと炭水化物を与えない食餌療法です。そうすると炭水化物が主体のドライフードは与えられなくなります。

    ここで詳細は説明しかねるので、ケトン食を紹介している書籍(ヒト用)もありますので、概要を把握する目的で購読してはいかがでしょうか。

    てんかんの看護は大変ですが、頑張ってください。

  • #6

    れんげ (土曜日, 21 3月 2015 14:59)

    お忙しいのに早速の回答感謝します。
    ケトン食、勉強して取り入れたいと思います。

    本当にありがとうございました。

  • #7

    sawaki (金曜日, 20 11月 2015 22:46)

    1才10ヶ月の雌の柴犬。ストラバイト結晶があり1年半以上にわたり治療食を食べさせてきました。この1ヶ月前ぐらいから、胸から腹、両足にかけて痙攣(震え)を起こます。痙攣のとき犬は突っ張ったまま立っています。この痙攣は5秒くらい続き止まり、また5秒ぐらい痙攣を起こします。この繰り返しで1時間以上続きます。時には2時間以上にわたります。犬は意識はあり、不安な目でこちらを見て訴えています。妻と私は交替で抱えてあげてお腹等を擦ってやります。犬は眠たそうに目をぱちぱちさせていますが、痛みなのか緊張なのか、あくびは出るのに眠れないのです。見ていてこちらは大変辛くなります。近くの病院で診てもらいましたが(3カ所/1カ所は電話に依る問診)原因が分かりません。この痙攣(震え)は大体1日のうちで2回起きます。1回目は朝食後20分ぐらいしてからです。2回目は午後の1時頃〜3時頃にかけてです。夜はおきません。朝食後に起きるので食事に関係しているようにも見えますが、2回目は食事と関係ありませんし、夕方の食事後にはおきません。妻が先週の日曜日(15日)の夕食には治療食を止めて、お粥とトマトとブロッコリーなどを与えましたら少し元気でしたので、16日の朝食には同じようにお粥の他、ササミ、納豆、トマト等にしてみましたら痙攣がそれほどひどくなかったので今でもこれを続けています。そしてまた今は、やや改善して、朝の痙攣は見られませんが、 午後の痙攣は相変わらず続いています。しかし1時間も続く事はなく10〜15分ぐらいでおさまるようになっていますが、今後どうなるか不安です。病院では血液検査もしましたが「異常なし」でした。検便の検査も異常がありませんでした。現在の尿のPHはで5です。
    このMgの話を読んでわが家の犬もMgとCal の割合が大きく偏っているのではないかと思い当たり、獣医さんにこの話をしてみましたが治療食にはMgも少ないとはいえ最低の量は入っているので可能性は少ないと言われました。痙攣がない時は大変に元気な犬です。ドックランなどでも大体は一番元気で飛び回っています。
    こういう状況ですから今ははたはたこまりはてております。まずこの痙攣の原因は何なのでしょうか?
    何か対策がありましたらご助言下さい。犬も病院に何回も行って検査だらけでややストレスになっています。よろしくお願いします。

  • #8

    アミール動物病院 (日曜日, 22 11月 2015 00:32)

    sawaki 様

    病気の相談に関して、診断が出ていればコメントもしやすいのですが、原因不明となると助言に苦慮します。
    実際に診察していないので何とも言えませんが、症状のお話しを伺う限りでは、「てんかん」を疑います。
    記載されている症状だけでは、実際に診ていないので、単純部分発作なのか、連続して起こるミオクロニー発作なのか、それ以外の発作なのかは分かりません。
    (発作が日中に起きているとのことなので、ミオクロニー発作のように光刺激によって起こる可能性もあります。)
    てんかん発作は、脳のどの部分で過剰な興奮が発生するかで、様々な症状が起こります。

    しかし、動物では人のように脳波が取れないので確定診断ができません。
    そのため、概ね症状からの間接的な診断になったり、除外診断という形でてんかんと仮診断して治療を行うことが多いと思います。

    今後の対策のご相談ということですが、お勧めすることとしては、手作り食を与えられているようなので、食事のメニューに炭水化物を与えないようにされてはいかがでしょうか。
    炭水化物とは、お米や小麦、コーンといった穀類やイモ類をさします。

    オーナーさんの食事内容だと「お粥」を与えないようにされてはいかがですか。

    てんかん発作の抑制のためには、糖質を減らす方がいいのです。
    お粥の代わりに、おからを使ったり、高野豆腐を代用したりしてみてはいかがでしょうか。
    (ちなみにドックフードは材料の大半が炭水化物(糖質)です。)

    また、ササミは低脂肪のため、カロリー不足が起きる恐れがあります。
    カロリー不足が起きているかどうかは体重の減り具合で判断します。
    カロリーを上げるためには脂肪の多い鶏もも肉やミンチ肉を使ってください。

    症状は少しづつ改善してきているとのこと、このまま発作が治まるといいですね。

  • #9

    及川千佳子 (火曜日, 29 11月 2016 13:08)

    はじめまして。ポメラニアン10才男の子について相談したく、メールさせていただきました。腎臓と膀胱に結石が見つかり、膀胱の石は手術をしてとりました。それまで無知から、ロイヤルカナン低分子プロテインライトを与えて、トッピングにササミや鹿肉、おやつにブロッコリーなどあげていました。結石が見つかった時、BUN36だったため、腎臓サポートの食事をすすめられ、与えていましたが、手術後2日目から血便、嘔吐をおこし、原因はもしかして腎臓サポートの油かもしれないと思い、現在は、なるべく手作り食にし、時々健康一番というフードを与えています。体重4.5kgで、水分は1日200ml以上は与えるようにしています。まだ胃腸薬を飲んでる状況ですが、食欲もあり、BUNも正常値ですが、また膀胱に結晶が見つかり、どうしたらいいのかわからなくなっています。どうかお知恵をお貸し下さい。

  • #10

    アミール動物病院 (火曜日, 29 11月 2016 18:22)

    及川様
    ご質問に関して。

    BUNが高かったのは、ササミや鹿肉を与えていたからかもしれません。かかり付けの先生に食事内容のお話をして、アドバイスを受けられたらいいと思います。この場合は異常ではありません。
    BUNは血中尿素窒素のことで、食事由来の動物性蛋白の影響を受けます。お肉をたくさん食べるとBUNが高くなることがあるのです。

    膀胱結石は、ストルバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム)ですか?シュウ酸カルシウム結石ですか?

    ストルバイト結石だと、尿を酸性にすれば問題は解決します。お食事の栄養バランスの中で、動物性蛋白を増やすと酸性尿になりやすくなります。体質にもよるので、食事で改善がなければサプリメントを利用してみてはいかがでしょうか。当院ではクランベリーのサプリメントを利用しています。

    シュウ酸カルシウム結石だと遺伝性が影響していると思います。食事療法で効果がみられないことが多々あります。当院では、魚油をサプリメントとして与えています。シュウ酸を運ぶのが赤血球と考えられていて、赤血球の細胞膜にn-3系脂肪酸を増やすとシュウ酸の運搬を抑制して結晶を作りにくくするという報告があるためです。

    最後に、血便・嘔吐は手術のストレスではないでしょうか。当院でも術後、同様の症例を経験しています。

    取り急ぎ、ご返答まで。

  • #11

    及川千佳子 (水曜日, 30 11月 2016 11:01)

    早速のお返事ありがとうございます。結石はシュウ酸カルシウムです。かかりつけのお医者はロイヤルカナンしかすすめません。手作り食はわからないようです。早速魚オイルとオメガ3を使ってみます。

  • #12

    及川千佳子 (水曜日, 30 11月 2016 11:19)

    度々申し訳ありません。手作り食にしていますがカルシウムが足りないと思い、サプリを使おうかと調べたところ、食べ物では影響は無いが、サプリでカルシウムを摂取すると結石を大きくするリスクが高くなるとあり、やめました。小松菜や煮干しで補えばいいでしょうか。

  • #13

    アミール動物病院 (金曜日, 02 12月 2016 22:10)

    及川様

    かかり付けの先生が療法食を勧めるのは標準的なご判断です。Ca結石に対する有効な食事療法はまだ確立していないからです。

    カルシウムに関しては、当院では水を勧めています。身近な商品では「エビアン」や「コントレックス」などです。水に含まれているCaはイオン化されているので吸収がいいはずだからです。歯切れの悪い表現になるのは、いまだに腸管からCaが吸収されるメカニズムが解明されていないからです。

    ミネラルで強調したいのは、バランスを大事にしてほしいということです。一つのミネラルにこだわらず、様々なミネラルの摂取をお勧めします。その点では、海藻などが理想食材です。野菜ではブロッコリーなどがお勧めです。輸入量が増えているためか、年間を通じて入手しやすいというのも勧める理由の一つです。当院では、レンジで蒸して、小さくカットした後、マヨネーズをまぶして食べさせています。

    手作り食、頑張ってください。

  • #14

    及川千佳子 (月曜日, 05 12月 2016 22:20)

    ありがとうございます。何度も失礼します。これを最後にいたしますのでお願いします。
    アレルギーがあるということで7年もの間、ロイヤ◯カナ◯の低分子プロテインライトを与えていました。見るとマグネシウムの量がかなり少ないのです。手作り食で水分たっぷりの食事を一週間、膀胱にまた小さな石ができてしまいました。シュウ酸ばかり目をむけて作っていたので、やはりマグネシウムも考えなければいけないのではないかと思います。なんとかこれ以上大きくしたくないのであらゆるところから情報を集め頑張ってみます。

  • #15

    智子 (火曜日, 27 12月 2016 21:50)

    はじめまして。とても、勉強になる記事を読めて勉強になります。8歳のコッカースパニエルと暮らしています。丁度一年前恐怖体験をしてからてんかんを起こします。今回3ヶ月はじめて発作がおさまりましたがトリミングのストレスから翌朝倒れ痙攣発作でした。我が子は私が抱くとそのなかで失禁して、発作で攻撃はしないので数分終わるまで抱いています。潮の満ち引き、満月新月台風雨に弱く発作起こします。このような気圧変化にはどう対処したら良いでしょうか??マグネシウムはコントレックス以外でも摂取ありますか?

  • #16

    アミール動物病院 (水曜日, 28 12月 2016 23:19)

    智子 様

    気圧の変化で、てんかん発作が起きるというのは人では報告がありますが、動物でも発症するというのは初耳です。こちらこそ勉強になります。
    気圧の変化で発症する疾病は多々あります。私たちで身近なものでは、頭痛でしょうか。その他、免疫が関与するリウマチやアレルギー、喘息など。
    気圧は脳血管に影響を与えるので、出来ることとしては循環を維持するように努めてみてはいかがでしょうか。例えば、血液をサラサラにする対策として魚油の成分であるEPA(エイコサペンタエン酸)を摂取するとか、身体が冷えないように温かく保つとかでしょうか。
    それと、マグネシウムの摂取方法ですが、マグネシウムは細胞内ミネラルなので鶏肉や牛肉、魚などにも含まれていますし、海藻などにも豊富に含まれています。
    最後に、てんかん治療で大切なのは、十分な睡眠をとらせることと当院では患者さんにお伝えしています。愛犬は十分な睡眠はとれていますか?浅い眠りしかとっていないようなら、こちらの対策も考えてみてはいかがでしょうか。

  • #17

    智子 (木曜日, 05 1月 2017 11:15)

    ありますございます。一年ちょっと観察してきて、そうですね、一番酷かったのが台風ですね。あと、加熱したお肉が増えた食事でした。直感ですが、生食メインを基本に、ローズヒップウコンヨーグルト手作りして、他にハーブ色々入れて与えてから、発作の硬直が軽減、発作も3ヶ月治まりました。この記事を読みマグネシウム、epaを意識しサプリで与えています。良さそうです!与えてからは一度も来てません。睡眠も特に意識するようにしました。とにかく寝てたい様なときは無理に連れていかなくなりました。最近とても寝ています。夜服にカイロを付けたらとろけるように眠るのでそうしてますが、暖めるのは発作のキッカケですか??あと、トリミングで、前々回足裏を傷めて戻ってきました。それなのに、私は安易過ぎました、また、先月同じトリマーに預け、疲れが一気に出たのか3ヶ月ぶりにより発作で、それから、誘発されたのか、暮れに発作が来ました。9才に差し掛かるので、昔よりトリミングで疲弊します。私はトリミングのストレスはかなり大きく感じました。発作のトリガー減らすためにこれからは家で、私がカットすることにしました。マグネシウムの加減が落ち着かず、ちょっとユルくなりましたが、慣れてくるまで、調整したいです。気圧対応は血液さらさらにすることなのですね。どうにか、また、3ヶ月、そしてまた3ヶ月発作抑えたいです。コントレックスも使ってみます。

  • #18

    mayumi (木曜日, 06 4月 2017 16:43)

    はじまして。
    7歳のビーグル♀と暮らしています。

    ワンコのマグネシウムの摂取量の目安を知りたくて、こちらに辿り着きました。

    お忙しい時に、大変お手数ですが、アドバイスを頂けないでしょうか?

    ・マグネシウムの摂取を控える目安は、尿のphと考えたら良いでしょうか?
    ・アルカリ性になったら摂取を控えるか、食事を見直して行けば良いでしょうか?
    ・尿のphの測定はトイレシートにしたオシッコにリトマス紙をひたす事で測定できますか?専用の検査キットが必要ですか?


    我が家の、愛犬は、一年程前に胸部のレントゲンを撮り、心臓が肥大しているとの指摘をうけました。逆流が少し有ります。
    ACE阻害薬を処方されましたが、効果を感じられず、現在飲ませていません。
    当時、自覚症状はなく(夜中の咳で受診しましたが改善されず、他院を受診したところ、心臓のからの咳ではなくアレルギーだろうとのこと。動画&音声にて確認)、現在は、走ると息が上がるのが早いかな?といった感じです。

    本来は薬を飲むべきでしょうが、薬はいずれは効果が弱くなるなどと聞く事もあり、未だ早いのでは?と踏み切れずに、心臓に良いサプリを探してします。

    マグネシウムが心臓等の筋肉や血管の緊張を緩和するようですので、マグネシウムが含まれているサプリを飲ませてたいと思ってます。

    よろしくお願い致します。

  • #19

    アミール動物病院 (土曜日, 08 4月 2017 00:05)

    mayumi さま

    ご質問の内容は、心筋症の進行を抑える目的でマグネシウムのサプリを取らせたいとお考えでしょうか。
    それであれば、ACE阻害剤の方が、断然効果は高いですよ。

    心臓とマグネシウムの関係でお話しすると、冒頭でも紹介しましたが、マグネシウムが欠乏した場合の怖い症状は心筋梗塞です。
    マグネシウムが欠乏すると心臓に栄養を送る血管が痙攣を起こし、血流が滞って、血管が詰まったような現象を引き起こすことによって心筋梗塞を発症すると考えられています。

    ところが、ワンちゃんは心筋梗塞を起こしにくい動物です。犬に心筋梗塞は無いと断言する先生もいます。犬の心臓は構造的に心筋梗塞を起こしにくいのです。

    それでもマグネシウムにこだわりたいのであれば、お勧めはミネラルウォーターです。
    ミネラルはイオン化して吸収されると考えられています。
    カルシウムとマグネシウムのバランスがいいミネラルウォーターは、「エビアン」です。
    マグネシウムの摂取目安は、カルシウム量の半分です。エビアンは理想的なバランスでカルシウムとマグネシウムが含まれています。
    (Ca:Mg=2:1)

    私が当院で心筋症対策でお勧めしているサプリメントは、L-カルニチンとタウリンです。
    特にアメリカン・コッカーは拡張型心筋症の発症に上記の栄養不足の関係が指摘されています。

    その他では、コエンザイムQ10とか魚油であるエイコサペンタエン酸です。

    ビーグルさんの疾患が拡張型心筋症なのか、肥大型心筋症(こちらは犬では稀)なのか分かりませんが、今後、症状を進行させないように、主治医の先生に相談されてはいかがでしょうか。

    心筋症は治らない病気です。それなのに獣医はどうして薬を処方するの?とお考えかもしれませんが、薬には症状の進行を抑える働きがあります。
    様々な薬の中から、患者さんの病状にあった薬を組み合わせて処方することが多いのですが、こちらも主治医の先生にどのタイミングで投薬を始めたらいいか、ご意見を伺ってみてはいかがでしょうか。

    この度は、ホームページをご覧いただき、ありがとうございました。

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