Cod Liver Oil  タラ肝油 その2

また、同じサプリの話で恐縮ですが、もう一つ勧めたい栄養成分が含まれているので、再びタラ肝油を紹介させていただきました。その栄養成分とは、ビタミンD3です。

 

ビタミンD3(コレカルシフェロール)は紫外線を浴びると皮下で合成される栄養素です。なので、特別必要と感じられないことが多いのですが、ワンちゃんたちは紫外線を浴びて、ビタミンD3を合成する能力が私たちより低いようです。ヒトの栄養士さんは、日本製の日焼け止めクリームがあまりに性能が高いので、ヒトの世界では潜在的なビタミンD欠乏が増えていることに危機感を感じているそうです。日焼け止めクリームなど使わない私でも、ガラス越しにしか紫外線を浴びていないので、ビタミンD3は足りていないと感じます。

 

ビタミンD3の働きは、ミネラル(カルシウムやマグネシウム、亜鉛など)の吸収を高める働きがあります。ミネラルは、なにかと吸収率が悪いので、ビタミンD3の力も借りたいところです。

今回強調したい効果として、筋肉を増加させる効果が新たに確認されました。つまり、筋肉が加齢によって減少するのを抑えることができるのです。筋肉の減少で足腰が弱くなっているワンちゃんと生活していたら、ビタミンD3は足りているかどうか検討してみる価値はあるかと思います。また、筋肉量を維持することは、肥満の予防にもつながります。

 

もしも十分な紫外線を浴びせてないと感じたら、また、十分量を摂取出来ていないと感じたら、ビタミンD3の補給にタラ肝油をお勧めします。

 

ただ、ビタミンD3には過剰症の心配はあります。過剰に摂り過ぎると、血管などにカルシウムを沈着させて動脈硬化を起こしたりします。いわゆるカルシウムパラドックスのような現象を起こしうるので、ビタミンD3だけを多く与えることは避けたほうがいいと思います。

 

 

余談ですが、先日、当院に立派なグリーンイグアナが来院されました。爬虫類を飼うと如実にビタミンD3の必要性を痛感させてくれます。筋肉量の低下を抑える点でも、今更ながら思い当たるところは多々あります。また、前回紹介したビタミンAに関しても、爬虫類で欠乏症が起きると粘膜に異常がでます。如実にでてくるのは結膜です。爬虫類と哺乳類では生きてる世界が違いますが、ビタミンの働きは類似していることに生命の神秘を感じます。

 

 

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