昨日、高知大学農学部(南国市)に乳酸菌研究のミーティングで出向いていたら、校内で子育て中のツバメに出会いました。
ツバメは、あまり広くない巣で子育てをします。そのため、雛が巣から落下する事故が多いのですが、ツバメの親は落下した雛には見向きもしません。一見、薄情のように見えますが、渡り鳥であるツバメは、巣から落ちるような弱い雛では渡りは無理と判断しているかのようにも見えます。
私が動物園勤務だったころ、巣から落下したツバメを何羽も育てて、野生復帰させましたが、恐らく生き延びている雛はいないと思われます。
ツバメは飛翔しながら餌を摂ります。それを教えるのは親の役目です。私たちでは、教えることが出来ないのです。
また、ツバメは外敵対策に、あえてヒトの近くで巣を作ります。ヒトが近くにいるほうが、外敵から襲われないと判断しているからでしょうか。
動物園を退職して、久々にツバメに出会い、親元で元気に育っている雛をみて嬉しい気持ちになりました。
無事に、来年も帰ってきて欲しいものです。
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