乳酸菌に関して -最新の話題- 「乳酸菌でダイエット」

昨日から第16回腸内細菌学会(6月14~15日)が神戸で開催されていて、そこで発表された話題を二つ紹介します。

 

漬物から分離したタンナーゼ(:タンニンの加水分解に関与する酵素)産生乳酸桿菌Lactobacillus plantarum 22A-3株(LP22A-3株)を茶カテキン主成分のエピガロカテキンガレートと同時摂取すると、茶カテキンの腸管からの吸収率が高まり、抗肥満効果を発揮しやすくなることを神戸大学の大澤朗教授らが発見し学会で報告されました。この乳酸菌は「スマート乳酸菌」として商標登録され、現在商品化が進められているようです。緑茶に含まれるカテキン類には様々な疾病予防の効果が見いだされていましたが、腸内からの吸収が悪いことが知られていました。このよなポリフェノール(フラボニド)の吸収を高めるために乳酸菌を活用する、今後、ますます乳酸菌が面白くなってきますね。

 

二つ目の報告はカルピスからです。カルピスは味の素の100%子会社でしたが、その味の素がカルピスの全株をアサヒに約1,200億円で譲渡することが決まったという中での学会報告でした。

カルピスの発酵応用研究所と京都大学大学院農学研究科の河田教授らの共同研究で、内容を簡単にまとめると、乳酸桿菌Lactobacillus amylovorus CP1563株の菌体成分が脂質代謝改善作用(ダイエット効果)を発揮するというものでした。さらに長期(3ヶ月)投与するとアディポネクチン(メタボリックシンドロームを予防するホルモン様蛋白)の増加傾向も認められたとあっては、サプリメントとして実用化される日はそう遠くは無さそうです。

 

カルピスからの報告は、乳酸菌の身体の部分(菌体成分)が生活習慣病予防に効果が見出されたという報告で、前者の神戸大からの報告は、乳酸桿菌が持つ酵素の力でダイエット効果を発揮するというものでした。つまり乳酸桿菌は、死んでいても生きていても、有用な効果を発揮する個性的な細菌で、これからも乳酸菌からは目が離せないと実感しました。

 

これらの内容は明日の高知新聞朝刊でも紹介されるといいですね。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    Timmy Ek (金曜日, 03 2月 2017 02:11)


    Can you tell us more about this? I'd like to find out more details.

  • #2

    Rachel Wynkoop (金曜日, 03 2月 2017 07:41)


    Howdy just wanted to give you a quick heads up. The words in your post seem to be running off the screen in Safari. I'm not sure if this is a formatting issue or something to do with web browser compatibility but I thought I'd post to let you know. The layout look great though! Hope you get the problem solved soon. Kudos

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